本記事では、CADを外注する際の方法やCAD外注するメリットやデメリットを解説していきます。
知らずに外注して失敗しないように、外注する際の注意点などに気を付けて外注しましょう!
CAD外注先の種類
まず、CADの外注先の種類を解説していきます。
外注先は、外注後の品質問題に直結します。
そのため、どうやって選ぶかは非常に重要です。
そこで、まずは主な外注先の選び方を紹介します。
こちらを踏まえて自分に合った外注先を選びましょう。
・請負業者型
まず、文字通り請負の業者に仕事を外注する方法です。
請負契約は社員として雇用する雇用契約とは異なり、仕事の完成に対して報酬を支払う方法です。
・フリーランス型
次にCAD外注をフリーランスで活動している人に依頼するパターンです。
「どうやってフリーランスとつながるの?」
フリーランスで活動している人は沢山いますが、そのフリーランスの中からCAD知識のある人の見つけ方や探し方については、知っている人は少ないですよね。
それらについては後半で解説します。
基本的には以上の請負業者型かフリーランス型のどちらかで外注することが一般的です。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、どちらも理解した上で自分に合った外注方法を選択しましょう。
CAD外注を請負業者に依頼する場合
まず、CAD外注を請負業者に依頼する場合を解説していきます。
コンペ受注率が高くなるなど、クオリティが高い
まず請負業者の場合、フリーランスよりも比較的高クオリティが期待できます。
商談に進んだ案件のうち、何件が成約に結びついたかを示すコンペ受注率も高くなるほどクオリティが高い場合が多いです。
価格帯が比較的高くなる
一方でフリーランスに仕事を外注するよりも価格が高くなる傾向にあります。
価格よりも品質重視の場合は、フリーランスよりも請負業者に外注する方が比較的安心できるでしょう。
ただ「業者=どこでも高品質」というわけでは無いので、あくまで業者の中でも剪定は必要です。
納期設定が難しい場合も
そして、フリーランスに外注する場合と比べて、請負業者の場合は他の会社からも仕事を外注されている場合があり、それによっては自分が希望する期間の納期が難しい場合があります。
請負業者に外注することは、フリーランスに外注するよりも安心して仕事を外注することができますが、その分融通がきかない面もあります。
CAD外注をフリーランスに依頼する場合
次にフリーランスに依頼する場合を解説します。
価格帯が比較的安い
業者に依頼するよりも、安価に請け負ってくれる傾向にあります。
融通が効きやすい
また、業者のように型にハマっていないので、融通がきくことが多いです。
料金を出せば早めに仕上げてくれたり、より細かな発注ができます。
探すのに手間がかかる
一方で、基本的にフリーランスで活動している人に依頼するには、探すという工程が必要です。主にランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用して探します。
探し方は簡単で、クラウドソーシングサービスに登録し、仕事を発注し募集する方法と、沢山いるフリーランスの中からプロフィールなどを検索してCAD外注できそうな人にメッセージを送ります。
その中で見つけたフリーランスの中から外注する人を決めていきます。
品質管理が難しい
また、フリーランスはあくまで個人業なので品質に関しては注意が必要です。
実際にフリーランスに発注を考えている場合は、実績を必ず確認しましょう。
実績を確認することで、ある程度どのような品質で納品されるか確認することができます。
また、ランサーズでは常に高評価のフリーランスを厳選した認定ランサーという仕組みがあるので、そちらから選んでもいいでしょう。
フリーランスに外注する際、もちろん優秀な人ばかりではないため、しっかり仕事をしてもらう為に見極めが必要になってきます。
コストは抑えつつ高クオリティの方に依頼したい場合は、優秀なフリーランスを探すという労力が必要になるので注意しましょう。
CAD外注のメリット・デメリット
次にCAD外注のメリット・デメリットを紹介していきます。
CAD外注のメリット3つ
CADを外注する際のメリットは3つあります。
・重要な業務に集中できる
・効率的で質の良い業務遂行が期待できる
・コストの削減が期待できる
順番に説明していきます。
重要な業務に集中できる
業務を外注する場合、社内でのリソースに外注した業務文の余裕ができます。
そのため、外部に重要度の比較的低い業務を外注することで、自分の会社にとって重要な人員や時間を割くことが無くなりますので、業務に集中することができます。
簡易的な業務を外注し、自社でしかできない業務に取り組むことは理想的な外注の活用方法になります。
効率的で質の良い業務遂行が期待できる
外注する際、当たり前ですがCADの知識がある業者やフリーランスに外注します。
そのため専門的な知識やスキルを持っている為、効率よく質の良い業務遂行が期待できます。
コストの削減が期待できる
CADの専門的なスキルを持った従業員を残しておくことで、その他の重要なCAD専門スキルを使う業務などに移行することができます。
時間面・金銭面ともに余裕がでてきますので、結果的にコスト削減に繋げることができます。
上記の3つ以外にもCAD外注するメリットは沢山あります。
一方で、外注しない方がいい場面もありますので、外注する際はしっかり以下のデメリットも理解して、計画的に進めることが大切です。
CAD外注のデメリット2つ
次にCAD外注のデメリットを解説していきます。
CAD知識やノウハウが蓄積されない
CADを外注することにより、自社内にCADの知識やノウハウが蓄積されません。
長期的にCADが必要になる企業の場合は、常に外注が必要になる可能性もあるため、長期的にはコストがかかってしまう可能性もあります。
専門的な業務ほど、費用が高くなる恐れがある
さらに、CADにも様々な知識が必要になる業務や簡単な業務があります。
外注する内容によっては外注費用が高くなってしまう場合も。
何でもかんでも発注するのではなく、しっかりと業務工程や費用感なども理解して、必要以上の費用がかからないように注意しましょう。
基本的には上記のデメリットもしっかり考えて外注すれば、ほとんど失敗しないでしょう。
以上のメリット・デメリットを理解して、慎重に外注先を決めましょう。
CAD外注の際の注意点を解説
次に、CADの外注をする際の注意点を解説していきます。
要件をしっかり伝える
こちらが依頼したい内容と依頼者側の認識の違いがあると、出来上がりが思っていたのと違ってしまう可能性があります。
失敗を避けるためにもしっかり要件と目的を明確にして、相手がちゃんと理解できるまで説明しましょう。
こちらは、納品後トラブルの原因にもなりかねますので、十分に注意が必要となります。
実績がある人に外注をする
フリーランスはもちろん、請負業者に外注する際も、CADの実務経験の確認が大切です。
CAD関連業務、BIM関連業務など実際にミーティングをして過去の実務経験を確認しましょう。
大手ゼネコンなど有名企業からの実務経験があると安心して依頼ができるので、実績の作業内容だけでなくどのような企業と仕事をしているのか確認することが大切です。
CAD外注の相場や料金
次に実際にCADを外注する際の料金はいくらなのか解説していきます。
外注する会社や人によっても料金が変わってきますが、概算だけでもCADの外注相場を知っておきましょう。
より詳しいCAD外注の相場と料金については、 CADの外注相場はいくら?3Dモデリングから図面作成まで徹底解説をご覧ください。
CAD 2Dでの図面作成の場合
料金の提示方法の多くは「A3サイズ 〇円/1枚」という表記が多いです。
2Dの場合は1枚8,000円~15,000円が相場です。
3DCADの場合
3Dの場合は2Dとは異なり、時間での提示方法が多くみられ、平均してみると5,000円~7,500円/時間程度です。
請負業者の場合は見積もりをとることもできますので、見積もりを何社かとって比較するようにしましょう。
CAD外注の際のよくある質問
最後に、CAD外注する際のよくある質問をいくつか紹介します。
信頼できる外注先を見極めるためには?
まず、信頼できる外注先を見極めるには、以下のポイントが重要です。
・実績を確認する
・価格が低すぎる場合や注意
まずは実績を確認しましょう。
公開されていない場合は注意が必要です。問い合わせをして実際に確認することが大切です。
あまりにも提示価格が低い場合も注意が必要です。
低価格は希望される方も多いですが、その価格でしか依頼が取れないという可能性があります。
価格が低すぎる場合は何か理由があることがほとんどなので、相場を大きく下回る場合は注意が必要です。
外注先は個人と請負業者をどのように選べば良い?
外注先を個人と請負業者で迷っている場合、自分が求めるクオリティや予算などで判断しましょう。
個人だから、費用が安い。
請負業者だから高品質。
と一概には言えません。
必ず自分の希望を明確にし、それに見合う外注先を検討しましょう。
CADの外注先で悩んだ際はどうすれば良い?
まずは気負わずに問い合わせをしてみることが大切です。
問い合わせ自体は無料なので、依頼したい内容、どのように仕事を進めていきたいかを明確にした上で相談をしていくことで、より効率的に外注を利用することができます。



